GHRE社製造の小型風車倒壊事故のお知らせとFD16プラットフォーム風車(GHRE19.8、FD16-19.2)ご使用の事業者様への注意喚起

2020年10月1日長崎県に設置・連系済みのGHRE社製の20kw小型風力発電機が倒壊いたしました。現在詳細な調査を行っております。経済産業省からFD16プラットフォーム(FD16-19.2、GHRE19.8を含む)を用いた小型風力発電機に対する一斉検査を行うよう指示されております。まだ検査を行っていない事業者様は安全のため検査を行っていただきますようお願い申し上げます。

2020年10月1日13時ごろ長崎県2018年に設置・連系したGHRE(上海致遠緑色能源股份有限公司)社製小型風力発電機が倒壊いたしました。
事故当日事業主からGHRE社に連絡が入り、翌2日にGHRE社およびオールウインド社の技術者が弊社には一切連絡なく単独で現場に行き、翌3日に簡易的な調査レポートが完成した段階で初めて弊社へ当該風車倒壊の連絡が来ました。
連絡内容はメンテナンス不良が原因で倒壊したレポートを作成したが、弊社でなければ提出できないと海事協会から言われたため、弊社から海事協会へ提出してほしいという内容でした。
事業者様はGHRE社へ弊社に連絡するよう依頼したにもかかわらず弊社へ連絡することなく、GHRE社のみが現場へ向かい、メンテナンスのせいにした報告書を出したことを疑問に思い、弊社は専門の人員を手配し、9日に日本海事協会とともに現場に入り調査を行いました。
その結果メンテナンス不良で片付けられない物証が数多くありましたので現在専門家を中心とした調査チームを結成し、原因の調査を行っております。
現状の調査の中ではブレードとハブを接続するボルトの強度に問題があり、風を受ける際、本来ならあり得ない振動を起こしたことで、タワー根元に応力が集中した結果倒壊した可能性が出てきました。
このボルトはFD16プラットフォームを用いた3機種(FD16-19.2、GHRE19.8を含む)が共通して使用している部材です。
今までGHRE機を施工した業者様であれば想像できるかと思いますが、ボルトを締める際によくねじ切れて使用できなくなったというクレームを弊社でも受けたことがございます。事前にボルトに対する不具合の可能性を弊社はGHRE社に常々指摘してまいりましたがこのような事故が起こるまで何ら改善がなされておりませんでした。
正式に調査報告書が出来上がり次第、今後の風力業界の発展のために公開いたします。​

 

また、本件を経済産業省及び関係各省に報告を行いました。経済産業省からはFD16プラットフォームを用いたすべての小型風力発電機について緊急に調査を行うとともに設置場所一覧の提出をもとめられましたので弊社の分は速やかにご提出いたし、すでにすべての弊社風車の臨時点検も終えております。
GHRE社に対しても速やかに経済産業省に対して設置場所一覧を提出するように伝えたところ、拒否されました。
さらに設置済み風車についての臨時点検についても行わない意向である旨を聞いております。
もしFD16-19.2やGHRE19.8で事業を継続中のお客様で、GHRE社やその代理店とされる会社から臨時点検のご連絡がない場合はご注意ください。

経済産業省からは全てのFD16プラットフォーム風車の点検を要求しております。事業者様はご購入いただいた代理店等へ本件お問い合わせするとともに臨時点検をお願いいたします。
本件事故は一型式の問題ではなく同じプラットフォームを持つ3機種(FD16-19.2、GHRE19.8を含む)に共通する問題です。本件で直接破損したのはタワーですが経済産業省はFD16-19.2やGHRE19.8はタワーの形状が違うから本件と関係ないとは考えておりません。
放置しておくと連系済みの風車であっても原因特定及び対策がなされる前は運転停止の要望が出される可能性がございます。

ご不明な点がございましたら弊社へご連絡いただけましたらご協力させていただきます。
info@hyenergy.jp
代表取締役 王曰